最終更新日00.4.9
ノーヒットノーラン


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【1996年9月17日(日本時間18日)】
ドジャース野茂英雄(当時28)投手が、また快挙を成し遂げた。強打のロッキーズを相手に、日本人選手としては史上初、大リーグでは233回目、196人目のノーヒットノーランを達成した。

「狙いました」
 110球目、自らの野球人生を象徴する球、フォークは大きな弧を描いてバークスのバットが空を切る。野茂は控えめに右手を少しだけ突き出すポーズで喜びを表していた。どれほど三振を奪おうが、大げさなガッツポーズはしたことがない。プロはグラウンドでのプレーこそがすべてと信じる男の哲学は、この大記録でも揺らぐことはなかった。
 ロッキーズの本拠地、クアーズ・フィールドは標高1600メートルの高地にある。打球の飛距離は2割増。本来90メートルしか飛ばないはずの打球が、ここでは108メートル飛んでホームランとなる。ノーヒットノーランなど不可能と言われた。宮城完成以来2年で、完封試合わずか3試合のデータは、それが誇張ではないことを示している。なお試合は9-0。

野茂のコメント
 バッター有利な球場だし、コントロールもしにくい。それを知っていてリードしてくれるキャッチャーがいる。ピアザがこの試合を支えてくれた。個人的には凄くうれしいけど、今の大事な時期に勝てたことがとてもうれしい。

ピアザのコメント
 雨が降り、試合時間が2時間も遅れ、このコンディションの中でノーヒットノーランをやるとは…。今日はいつもと違う向かい風、湿気を考えて投げていた。僕自身はノーヒットは7回から意識していた。

ウォーレスピッチングコーチのコメント
 あいつのいいところは、いろいろ考え、そして自分で学んでいるところだ。真のプロフェッショナルだ。偉大な投手だよ。

ラッセル監督のコメント
 コロラドでやったということは凄いことだ。今日は高めの球がなかった。ベースヒットで打点も稼いだし、野茂のワンマンショーだな。

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