最終更新日99.2.7|
【1999年5月9日(日本時間10日)、アメリカサンフランシスコ】 野茂復活。メジャー通算50勝。ブリューワーズに移籍した野茂英雄投手は、サンフランシスコの3コム・パークでのジャイアンツ戦に先発。昨年9月27日以来となるメジャーのマウンドで6回1/3を5安打2失点と好投し、8カ月半ぶりの一勝を挙げ、メジャー通算50勝を達成した。 「またメジャーで投げることができるなんて、本当に幸せ。」2失点目を喫した7回、1死1塁で降板した野茂には適地にも関わらず、拍手と声援が降り注いだ。近鉄時代の背番号「11」をつけ、舞台はドジャース時代の95年5月2日にメジャー初登板を飾った思い出のサンフランシスコ。今季味わった屈辱、苦悩をすべてジャイアンツの打者にぶつけた。この勝利は、メッツに所属していた昨年8月26日のジャイアンツ戦で通算49勝目を挙げて以来、256日ぶりに手にした白星だった。 メッツ、カブスと相次いで解雇され、大リーグの年俸最低保証の20万ドルをわずかに上回るだけの25万ドル(約3000万円)でブリューワーズと契約。すべては「メジャーのマウンドで投げたい」という思いからだった。 MAXは約143キロどまりも、93球のうち56球がストライクで、昨年から襲った極度の制球難も影を潜めた。 野茂のコメント ----メジャー復帰まで不安は 野茂 自信はありました。メジャーでプレーするためにアメリカに来ているので、もし、ブリューワーズがだめならほかのチームで契約しようと思っていたし、マイナーでいい投球をしていれば、どこかが契約してくれると思っていました。 ----この一ヶ月半の心境は 野茂 特に調子が悪いわけではなかったし、つらくはありませんでした。メジャーで投げられると予想していたので、気持ちが抜けることはなく、体調を維持できたと思います。 ----ブリューワーズの雰囲気は 野茂 ぼくと同じ状況(移籍)でチームに入った選手が何人かいるし、とても居心地がいいです。現時点でもとてもやりやすいし、それが今日のマウンドでの好調につながったと思います ----今日は2四死球でした 野茂 (笑って)ぼくにしては珍しいですね。 ----この球場は初登板した場所だが 野茂 思い出しました。あの日も今日と同じようなゲームでファインプレーに助けられました。 |